立体表示装置2

学生時代に考えた、立体表示装置の原型。



スリットのあいた円筒形の表示装置を高速で回転させることによって、
立体像を得るもの。
LCDは円筒の内側に歪曲した形で取り付けられる。
スリットからLCDに仮想光源を投影した位置を光らせるというのは、 前回と同じ。
違うのは、 表示装置自体をスリットと一緒に高速回転させてしまおうという点。
今更ながら、やっぱり無茶だと思う。

あと、よく問題になるのが、立体像の撮影方法。
当時考えたのは、たくさんのカメラを周囲に配置するという力技。
撮影したものを画像処理して、 LCDにちょうど投影した感じになるようにする。
表示装置の特性を考えれば、 円筒の回転と同じ速度でカメラも回転させて撮影するのが、
当たり前な考えなのだが、なぜか当時考えなかった。

改良点はたくさん思いつく。
円筒内部を複数の部屋に区切って、スリットを増やすとか。
撮影は45度くらい傾けた凸面鏡を周りに配置して、
上から1台のカメラで撮影するとか。

まあ何にしろ、表示装置自体を高速回転させるということ自体が、
困難なにおいを醸し出しているのは間違いない。