どこでもできるから

新宿に通勤するようになって半年以上経つが、
人の多さにうんざりする。どうも慣れない。
自分もおのぼりさんなわけなのだが、どうにか少しでも減らないものだろうか。

以前、テレビかどこかで、
「IT事業はどこでもできるのだから落ち着いた郊外で仕事をすればいい」
みたいなコメントを聞いた。
都心への一極集中を緩和し、地方活性化が期待できると。

確かに自分も、それはひとつの理想的な姿だと思う。
しかしながら、「どこでもできる」からこそ、
人の多い方へと流れていくことのほうが、むしろ自然な流れではないだろうか。
娯楽の少ない地方へ行くより、 何でもそろう都心にいたほうがよいと思うことは難くない。

この一極集中を防ぐにはどうしたものだろうか。
  1. 地方にしかない産業を活性化
  2. 人が集まる
  3. 娯楽が充実
  4. どこでもできる産業も地方へ
短絡的に考えて、以上の流れが思いつく。
でも、こんなことは地方はすでに考えているわけで、
そして実際、失敗している。
もっと盲点を突くような、画期的なアイデアはないものだろうか。

・・・都心にマイナスイメージを植えつける、 なんてネガティブな方法はありだろうか。
「東京の水は飲めない」「東京では子供が育たない」「東京に殺される」とか。
いや、これは極端な言い方をした例ですよ。
自分はこの半分くらいしか思ってませんよ。半分くらいしか。

どこでもドアがあったら、こんなこと考えなくて済むのだろうな・・・。