50年間日本一になれない

今年の日本シリーズ終戦西武ライオンズが勝ち、12年ぶりの日本一になった。
一方、負けた中日ドラゴンズは、50年ぶりの日本一を逃すこととなった。

現在の日本のプロ野球は12球団あるので、 ライオンズの12年ぶりの優勝は確率的にも妥当なとこである。
では、50年間日本一になれない確率はどんなもんだろうか。

12球団それぞれ日本一になる確率が、同様に確からしいと仮定すると、
ある年に、日本一にならない確率は「11/12(およそ0.92)」である。
なので、ある年から数えて50年間日本一にならない確率は、「(11/12)50(およそ0.013)」。
これは、6枚のコインを振って全て表が出る確率「(1/2)6(およそ0.016)」 と同じくらいである。
また、日本野球は2リーグ制になってから55年の歴史である。
この55年間の間に50年以上続けて日本一にならない確率にしても 「(私が計算間違いしていなければ)およそ0.018」。
でもって、この55年間でドラゴンズが日本一になった回数はたった1回。確率「1/55(およそ0.018)」。

確率で考えれば、よほどあり得ないことが起こっている。
コイン6枚振って全部表が出たら、来年こそドラゴンズが日本一になると期待しよう。