物理エネルギーをゆっくり使う

砂時計、(原始的な機構の)時計、オルゴールにはそれぞれ、
物理エネルギーをゆっくり使う工夫がある。

砂時計は、砂の粒が少量ずつ落ちるように砂の通り道をすぼめている。 時計には、ぜんまい等による運動を周期的に止める役割を持った「脱進器」と呼ばれる機構がついている。振子、重りのついた天秤、ゼンマイ状のばねなどがその役目をしています
オルゴールには、「回転調節版」と呼ばれる羽が高速で回転し空気抵抗を受けることでドラムの回転が速くならないようにしている。

おもちゃの中にもエネルギーをゆっくり使うものがたくさんある。
キツツキが木をつつくような感じで棒をゆっくり下りて行くおもちゃ。
らせん状の針金をやじろべえみたいなのが回転しながら下りていくおもちゃ。
スロープを動物の人形がとことこと歩くおもちゃ。
猿が木のピンにぶつかりながら落ちていくおもちゃ。
だったら、パチンコなんかもこのおもちゃの類かな。

これらのおもちゃを個人的に、 勝手に、「脱進おもちゃ」と呼ぶことにしよう。
そんな脱進おもちゃを創作しようかななんて思ったりもする。